個々人の違いを活かして良い仕事を 書籍「宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいくチームの話」

スキルアップ

こんにちは。今回は書籍「宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいくチームの話」(長尾 彰著)を読みました。

本の概要

この本をひとことで言うと

チームの状況に合わせ、個々人の違いを活かして良い仕事をしよう

 

この本はチームビルディングの本です。

・良いチームとは?

・どのようにして、チームを育てていくか?

・チームはどのような過程で育っていくか?

 

これらの問いを、「宇宙兄弟」の人物に例えて答えています。

 

※ちなみに私は「宇宙兄弟」をよく知らないので登場人物の名前を出されてもよくわかりませんでした。

 

本書を書かれている事はざっくり

 

チームの状況に合わせ、個々人の違いを活かす事

 

良いチームとは?

本書では、仕事を通じてチームを育む条件が16あるといいます。

本ブログには載せませんが、ざっくり言うと以下のような事です。

 

・協働できる事

・全員が状況をわかっている事

・目標が明確である事

・挑戦的であること

 

どのようにチームを育てていくか?

チームにはリーダーがいます。リーダーのタイプにより、どのような方向で進めていくのがよいか書かれています。

リーダーのスタイルは4つあります。

プロセス重視 × 支援するタイプ = ファシリテーター型

成果重視 × 支援するタイプ = マエストロ型

プロセス重視 × 引っ張っていくタイプ = ティーチャー型

成果重視 × 引っ張っていくタイプ = コンサルタント型

 

プロセス重視とは、結果よりもチームで進めていく過程を重視するタイプ

成果重視とは、プロセスよりも結果を重視するタイプ

※本とは若干異なる表現にしています。

 

リーダーのタイプにより、得意な事は違う為、「自分はどのタイプなのか?」把握しておくと、対応方法がよくわかるでしょう。

 

 

チームはどのような過程で育っていくか?

チームを育てていくために必要な事、それは「今自分のチームがどのような状態なのか?」です。それを知る為、「タックマンモデル」というフレームワークを用いています。

 

タックマンモデルとは

チームが成長していく過程を4つのステージで定義しているフレームワークです。

1 形成期(フォーミング)

2 試行錯誤期(ストーミング)

3 規範期(ノーミング)

4 達成期(トランスフォーミング)

チームの成長は必ず、4つの過程で成長していくといいます。

 

ここで大事なのは、自分のチームはどのステージなのかを見極める事です。

そして、世の中の組織の多くが、フォーミングかストーミングの段階だという事です。

 

となると、自分達のチームも大体、この2つのどちらかになるのではと思います。

 

これらの内容を宇宙兄弟のキャラクターになぞって解説しています。

 

著者情報(抜粋)

長尾 彰(ながお あきら)

組織開発ファシリテーター

約20年にわたって3000回を超えるチームビルディングを実施

 

チームビルディングについてはプロですね。

ちなみに宇宙兄弟は12年前(2007年)から連載しているので、その時には既に第一線で活躍されていたのですね。マンガも好きなのでは?と想像してしまいます。

 

 

気づきポイント

今回、この本を読んで、個人的な気づきを3つ紹介します。

良い仕事が良いチームを作る!

「良いチームを作るには?」と思い、本書を手に取りました。

しかし、読み進めていく中で実は良い仕事をしていくと、結果として良いチームが作られていくという主張は、私にとっての大きな気づきでした。

 

なるほど

 

チームの目的は1人ではできない大きな仕事をする為に結成します。だからミッションを達成する為に良い仕事をしようと思考するのが本筋なのだと。

 

チームが育つのは結果でしかない。

 

このことに気づけたのは大きいです。

 

色んな視点や考え方を知る事ができる読書。

読書していたからこういった内容に気づけた。

 

この本に出会えてよかったと思った瞬間です。

 

自分のチームは今どの状況かがわかった

私の今のチームはというと、最近新しいメンバーが2人増え、いろいろと教える事が多いという状況です。

 

メンバー自身もわかっていない事がたくさんあり、細かいレベルでの作業指示が多いという段階。

 

つまり今はフォーミングの段階です。

 

フォーミングでは、お互いを知る事、そして仕事の目的や目標を知ってもらう事が重要。

 

そのためにはコミュニケーションの量を増やしていきたい。

 

 

 

自分はどのリーダースタイルなのかがわかった

本書では自分のタイプを知る為のチェックリストがあります。

自分がどのタイプなのか?簡単に知る事ができ、1つの指標になりました。

 

私のタイプは、ファシリテーター型とコンサルタント型を併せ持つマエストロ型

 

バランス型かな。

 

タイプによりどのような事に気を付けるべきかがわかるのでよいですね。

 

まとめ

チームの状況に合わせ、個々人の違いを活かして良い仕事をしよう

 

・良いチームとは?

・どのようにして、チームを育てていくか?

・チームはどのような過程で育っていくか?

 

これらを知りたい方、宇宙兄弟が好きな方におすすめです。

 

この本を読んで宇宙兄弟を読み始めました。面白いですね。

宇宙という広大な夢に向かう兄弟が奮い立たせてくれます。

 

 

 

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