今回は書籍「財布はいますぐ捨てなさい」の書評です。
2019年5月時点、kindle unlimitedで読み放題になっています。※時期によっては、読み放題が終了する場合があります。
本の概要
この本をひとことで言うと
「なにをやらないか、で人生が決まる」
成功の為に勉強等、何かに取り組む事はあるかと思います。しかし、まずする事は「なにをやらないかを決めること」だといいます。
時間は24時間365日、平等に与えられています。その限られた時間で、まずはやるべき事をする時間を確保するのが良いといいます。
つまり、なにをやらないかを決めることです。
本書では時間を大きく4つに分けています。
①最低限必要な時間……食事、睡眠、入浴など、いわば生存に関する時間のことです。サラリーマンや学生なら、会社や学校での時間もここに含まれます。
②目標達成のための時間……将来の目標につながるための行動に使う時間です。
③人生を楽しむ時間……趣味やプライベートを楽しむ時間です。
④やらなくていいことをしている時間……生存にも将来の目標にも、楽しみにもつながらない、まさにムダな時間です。
※No107より引用
まずやるべきことは②になります。②の時間を確保するには、③または④を削る必要があります。
ちなみに、生きていく為に必要な①は削るべきではありません。
本書では、この③と④をどのように削るべきかを解説しています。
著者情報
金川顕教(かなかわ・あきのり)
起業コンサルタント・事業家/株式会社Social River代表取締役
事業所なし従業員なしの会社は年商10億円だそうです。成功者ですね。
参考ポイント
本ブログでは個人的に気づきのあった3つのポイントを紹介します。
苦手なことはしない
皆さんは苦手を克服するのに労力を使っていないでしょうか。
苦手克服にはかなり時間を要します。苦手な事は他の人に任せて、得意な事に時間を割いた方がよいのではないでしょうか。
人それぞれ得意な事を持ち寄り、コラボレーションする方が効率が良く、良いものが出来ると思います。
財布はもたない
財布を持つデメリットとしては、大きく2つあります。
1つ目は盗まれるおそれがある事です。
そして2つ目は荷物になる事です。
財布を常に持ち歩くのはリスクだといいます。
そして、現金やカードでパンパンな財布は荷物になります。管理も大変でしょう。
ではどのように管理するかというと、著者はスマホとカード1、2枚のみを持ち歩いているそうです。カードはスマホケースに入れているそうです。
個人的には財布を持たない選択はかなり勇気のいる事です。
まだまだ現金決済の店も多いですし、ポイントカードもあります。
この辺りがすべて電子化できれば可能かなと思います。
財布を持たないというのは当面の目標としたいと思います。
情報にお金を惜しまない
本書では、無料の情報、例えばYouTubeなどではなく、有料の情報を活用する事を勧めています。それには2つの理由があります。
1つ目は、有料の方が価値のある場合が多いからです。
SNSやYouTubeでも情報は取得できます。しかし、質では本などの有料情報には勝てない事が多いです。結果として有料情報の方が成功確率は上がります。
そして2つ目は、無料情報よりもお金を払って有料情報を持っている人の方が少ないと思います。つまり、ライバルが少ないという事です。
ライバルが少ないという事は、それだけ有利になる事を意味します。
限られた時間の中で、無駄な事はしない為にも情報の質を意識すべきだと思います。
所感
本書ではこのような「やらない選択」を60近く紹介しています。
中には自分に合わないもの、納得できないものも多くありました。
ただ、これだけ紹介されていると気づきのあるものもあり、読んで良かったと思います。
苦手な事はしない、財布は持たない、情報にお金は惜しまない
この3つは手帳に書き、実践(もしくは目標)していこうと思います。
この本を読んで「もしかしたら普段の生活でやらなくていい事を無意識にやっているのでは?」と感じました。
1日の行動を棚卸してみるのも良いかもしれません。
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