今回は書籍「人生の教養が身につく名言集」の書評です。
2019年5月時点、kindle unlimitedで読み放題になっています。※時期によっては、読み放題が終了する場合があります。
kindle unlimitedについてはこちらを参照してください。
本の概要
この本を一言でいうと
「教養を身につけると人生が豊かになる」
名言集というと、「この名言を知って人生が変わった」のような事を期待するかもしれません。しかし、本書はそのような事は期待していません。
仕事やプライベートで、ちょっとした問題があった時や選択をすべき場面があった時にこれらの名言を参考にしてほしい。そんな想いで執筆されています。
この本を読み、そんな名言を知り、教養を深めていく事で少しだけ人生を豊かにしてみませんか?
著者紹介
出口 治明(でぐちはるあき)
ライフネット生命保険会社代表取締役社長
読んだ本は1万冊を超えるそうです。かなりの読書家ですね。
共感ポイント
本ブログでは、私に気づきがあった3つの名言を紹介します。
「偶然 」を大切にする人を運がいいと呼ぶ─────マルティン ・ブ ーバ ー
No374 より引用
仕事やプライベート、物事がうまくいっている時期は良いですが、物事がうまくいっていない時期もあるかと思います。
本書では「風」と読んでいます。この「風」は実力に関係のない「偶然」の要素でうまくいったりいかなかったりする事があります。
うまくいっていない時期にあなたはどう感じますか?
そんな時はこう考えると良いと感じました。
「次のチャンスが来た時の為に楽しく準備をしておこう」
準備期間と捉え、チャンスが来た時のための準備をしておく。
それが出来る人がツキを呼ぶのだと感じました。
「本当にそうだろうか ? 」──この一言で考えが深くなる─────カ ール ・マルクス
No1077より引用
世間での常識や前例を元に判断するのは、エネルギーの節約になり非常に効率が良いと思います。
しかし、このような事を繰り返していくと考える力がつかないのだと感じます。
思い込みを防ぐために判断をする前に、一旦疑ってみる事が大事なのだと感じます。
迷ったら 、やってみる─────井伊直弼
No1898より引用
判断に迷ってやらなかった事や、先送りしてチャンスを逃した事はないでしょうか。
やって後悔するよりも、やらずに後悔する方が多いなんてのも良く聞きます。
自身の判断基準として「迷ったらとりあえずやってみる」事にしようと思います。
個人的にも、「やらなきゃよかった」と思うことより「やってよかった」と思う事の方が圧倒的に多いと感覚的にも感じます。
仮にやらない方がよかった事でも、経験となり次に活かせるのであれば、やってよかったと思えるのではないでしょうか。
人はあなたの 「言葉 」でなく 「行動 」を見ている─────『イソップ物語 』
No2098より引用
自分の為にどれだけ行動してくれたかで、相手の好感度が決まるのだといいます。
これも感覚的に納得しました。自分の為に労力をかけてくれた相手には感謝の意志を伝えられずにはいられません。
どんなにテクノロジーが発達したとしても、メールだけ送ってくる相手よりも電話、対面で接してきてくれる人の方が好感が持てるのはよく理解できます。
仕事でもメールだけで済ますのではなく、電話、できれば直接会って話す方が仕事が円滑に進みますし、理解されやすくなるのは経験からわかります。
(ただし、相手の時間も使うのでそこは相手に合わせる必要があるかと思います)
所感
この本を読んでみて、人生を楽しく生きる為のヒントのようなものを与えてくれたと感じました。
結局人生は、他人からどう思われようと、本人がどのように楽しく生きられるかが大事だという事に気づかされました。
このような本は生きていく上で必ず必要ではないけど、知っているとより心豊かに暮らせる本だと思います。
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