こんにちは。ブックマイヤーです。
今回は「倒れない計画術」の紹介をします。
この本は、仕事やプライベートで達成するための目標の立て方を科学的な観点で書いている本となります。目標を立てても達成ができない方や目標を立てても忘れてしまう方には、本書が有効かと思います。
この本から学べる1番大切な事は、「記録する事」だと感じました。
ここでの記録とは立てた計画だけでなく実行した結果も含みます。たとえ、計画通りに行かなくても、記録さえ残しておけばその記録から次に活かすためのヒントがあるからです。そもそもその記録がなければ次につなげることもできません。
以下に私が実践したい、参考にしたい内容を紹介します。
ゴールの設定方法「MACの法則」
MACの法則とは、アイントホーフェン工科大学の研究チームがまとめた段取り方法の研究成果です。
以下3つの要素からなっています。
M=Measurable(メジャラブル)
測定可能性=目標(ゴール)が数字として測定可能なこと
A=Actionable(アクショナブル)
行動可能性=目標(ゴール)を正確に把握し、そこにたどり着くまでのプロセスを明確に書き出せること
C=Competent(コンピテント)
適格性=目標(ゴール)を達成することが、自分の価値観に基づいていること
※書籍引用 P70より
特に3つ目のコンピテントが重要な要素になるようです。なぜなら、この要素がないとやる気が出にくいからです。この要素があるのとないのとでは、達成したときの満足度も違うようです。
この時、ただ設定するのではなく、その目標に対して疑問を投げかけるのが現実的な目標(達成可能な目標)を設定するコツとなるようです。「本当に達成できるのか」「なぜそれをやるのか」「いつ、どのようにやるのか」と疑問を投げかけることで、達成のための道筋を考えるようになるそうです。
この本で紹介している手法としては、達成可能な目標設定です。現実離れした目標では上記の疑問には答えられないはずです。また、目標はいくつも設定しすぎないのもコツとなるようです。
1日の予定を細かく設定する
計画通りに進めるためのテクニックの1つとして、その日1日の予定を細かく設定する事が計画通りに進めるコツとなるそうです。
ここでの予定とは、例えば「腕立て30回」「顔を洗う」「歯を磨く」などのいつもやっていることも含みます。ここでのポイントは行動レベルまでタスクを落とし込むことです。そうすることで何も考えずに実行することができるそうです。
if-thenプランニング
もう1つの計画通りに進めるためのテクニックとしては、if-thenプランニング「もし(if)〇〇だったら、××をすると前もって決めておく」ことです。段取りが崩れそうな状態でも、自分の判断に関係なく行動を起こすことができるそうです。
例えば、「ダイエット中なのに、甘いものを食べてしまったら、次の日にジョギングを20分間行う」などです。実際に想定した事が起きた場合に目標のための行動が持続させるには、このような内容を前もって決めておく必要があるそうです。
いかがでしたでしょうか、本書には、計画通りに進めるための7つのテクニックや計画倒れを招く4つの落とし穴の対処法などが紹介されています。目標設定の前には、本書を読んでみてはいかがでしょうか。
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