今回は書籍「ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング」を読んでみました。
本の概説
この本をひとことで言うと
常識や前提、ルールを取り払い、自由に発想するといろんなアイデアを発想できる
ラテラルシンキングについての思考法や発想の仕方、事例について解説している本です。
ラテラルシンキングの基本的な考え方やロジカルシンキングとの違いから始まり、ラテラルシンキングの練習方法や考え方から練習法、そしてふんだんな事例を紹介しています。
ラテラルシンキング(水平思考)とは
常識や前提、ルールを取り払い、自由に発想する思考法です。
・水平思考(ラテラルシンキング)とは(Wikipediaより)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/水平思考
ロジカルシンキング(垂直思考)とは
物事を順番に積み上げながら、筋道立てて正解を導いていく思考法
・ロジカルシンキング(Wikipediaより)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ロジカルシンキング
ラテラルシンキングとロジカルシンキングの使い分け
ラテラルシンキングで様々な解決法を発想し、それが実行可能かどうか、また、実行する上で問題がないかどうかをロジカルシンキングで思考するのが有効な使いわけだそうです。
ラテラルシンキング・・・いくつものアイデアや解決策を発想
ロジカルシンキング・・・発想したアイデアや解決策の実現可能性を考察
ラテラルシンキングの例
お題:13個のオレンジを3人で分けるには?
ロジカルシンキング・・・余った1個を3等分する
ラテラルシンキング・・・ジュースにする
ポイントはオレンジを個体のままという前提を取り払ったことです。このように、あらゆる前提や常識を疑い、取り払って思考するのがラテラルシンキングです。
また、答えは1つではありません。20~30あってもいいんです。例では「オレンジの種を植えて木を育て収穫する」なんて発想もあります。
ラテラルシンキングのコツ
前提や常識を疑う
「本当に必要なのか?」ルールや常識をまずは疑ってみます。それらの”あたりまえ”は無意識に従っている事が多いと思います。
ルールや常識を取り払って考えると今までになかった発想がうまれてきやすくなるそうです。
抽象化する力(物事の本質を見抜く)
新しい発想のコツとして、抽象化する方法があります。
その為には以下3ステップがあります。
対象の特定→抽象化→具体化
これは物事の本質や機能を見つけ(抽象化)、それら本質を満たす別の物に具体化する。これらの手順をふむと新たな発想がしやすくなるそうです。
セレンディピティ
セレンディピティとは
「何かを探しているときに、それとは別の価値あるものを偶然見つける力」
※書籍より引用
その偶然を見つけるには日ごろからアンテナをはっておく必要があるでしょう。
まとめ
アイデアを発想するにはラテラルシンキングが必要
ラテラルシンキングで発想し、ロジカルシンキングで深堀する
「前提や常識を疑う」「抽象化」「セレンディピティ」を使ってラテラルシンキングを実践する
本の所感
いままで常識だから、とか、今までやってきた事だからといって何も考えずにこなしているルーティンワーク。いつまでもそのやり方で良いのでしょうか。実はそのルーティンワークはやる必要があるのか?
この本を読めば、そんな疑問が浮かんでくるかもしれません。
ラテラルシンキングとはなにか。そしてラテラルシンキングはどのような事例があるのかを知るためには良い本だと思います。
本書では事例が豊富に紹介されているので、かなり理解しやすいです。アイデアを発想するにはヒントになるでしょう。また、ラテラルシンキングのトレーニング方法も紹介されています。
コメント
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