この本を読んでリーダーシップを発揮しよう「チームを変える習慣力」書評

スキルアップ

今回は書籍「チームを変える習慣力」の書評です。

本の概要

この本をひとことで言うと

ヨコの関係を築き、成果を上げるチームを作ろう

みなさんはリーダーシップというとどのようなイメージをお持ちでしょうか。

昔からある認識だと、「肩書きを利用し、上から指揮命令する上司」のようなイメージを持っている方もいるかと思います。本書ではこのような関係を「タテの関係」と読んでいます。

しかし、このようなポジションに頼ったタテの関係ではメンバーと信頼関係を築けないといいます。その結果、マネージャーは孤独になっていきます。

このようなタテの関係ではなく、メンバーとは「ヨコの関係」を築くのが本書が言いたい1番の事だと思います。

ヨコの関係とは、肩書きを抜きにして、人の関係は対等である。という関係です。これは「相手を1人の人間として認める」という承認と尊重の気持ちがベースになります。

ではヨコの関係はどうすれは築けるのか?

ざっくり言うと以下です

・タテの関係をやめる

・フレームにとらわれない

・共感する

・相手を尊重する

・相手の存在を認める

・相手の事をもっと知る

・自分への承認を習慣化する

・自己開示する

これらを少しずつ取り組んでいき、習慣化する事が重要となります。

習慣化については著者の本「自分を変える習慣力」をお読みいただけたらと思います。

その解決策は本書を読んでいただき、自身のマネジメントに活かしていただければと思います。

著者情報

三浦 将(みうら しょうま)

株式会社 チームダイナミクス 代表取締役

認知心理学、アドラー心理学、コーチングコミュニケーションなどを基にした、効果的かつ独創的な手法で、リーダーシップ研修、チームビルディング研修、習慣力研修などを始め、国内外の企業の人材育成をサポートしている。

実績のある方でとても信頼できます。

気づきポイント

自分モードではなく、相手モードで聞く

相手の話を聞いている間も自分の事に意識がいっている状態は自分モードです。例えば「次に自分は何を発言しようか」と考えている状態です。

これでは相手の事を理解することは難しいです。

では相手モードになるにはどうすれば良いか、それは今の状態を知ることだといいます。

自分が相手と話をする場面で、どんな時、誰が相手だと自分モードになってしまうか、その理由はなにか。傾聴の習慣を進めていく過程で何度もチェックすることで、改善していくのがわかるといいます。

私は緊張している場面では自分モードになってしまっていると感じます。まずは相手モードを意識する事を習慣化していこうと思います。常に目のつく所に「相手モード」と貼り出していこうと思います。

自己開示をする

自己開示とは、自分自身の弱みや欠点を人に伝える事です。

この自己開示が、相手への理解を深めたいという気持ちになるといいます。

完璧な人間などいません。誰にでも欠点はあります。それをさらけ出す人は信頼されます。

自己開示は場合によっては勇気のいる事です。プライドを超えた関係は心の距離を近づけてくれるのだと思います。

どんな内容も習慣化がキーワード

上記2つのポイントに限らず、キーワードは習慣化する事。これに尽きると感じます。

習慣化には4段階あると著者はいいます。

知らない→知っている→できる→やっている

この本を含め、読めば「知らない」から「知っている」になります。

行動に移した段階で、「知っている」から「できる」になります。

まだこの段階では意識にある状態です。これを無意識にやる状態が、「やっている」状態にです。ここまできて初めて習慣化といいます。

習慣化のテーマは早起きやダイエットなどだけではありません。本書で書かれているような人間関係についても習慣化が必要なのは大きな気づきでした。

大きな事をやるのにはパワーが必要です。

まずは小さな事をこなしていき、本書で書かれているような事を習慣化していこうと思います。

20字アウトプット

最後に、本書を読んでアウトプットした内容を公開します。

興味のある方は読んでみてください。

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