ITコンサルタントを目指す方や社内SEの方にオススメ 書籍「ITコンサルティングの教科書」を読んで

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こんにちは、ブックマイヤーです。

書籍「ITコンサルティングの教科書」について感想を書いていきます。

この本は、書籍の名の通り、ITコンサルタントを目指す方向けの書籍です。また、企業の社内SEの方にも参考になる本だと思います。

当然ですが、この本でITコンサルのすべてがわかるわけではありません。ただ、ITコンサルの業務が広範囲に解説されています。入門書としては最適な一冊になるかと思います。

ITコンサルティングとは、会社の為に経営課題の解決する事であり、決してITありきではないという事を一貫して伝えています。モノによってはITを導入しないという選択(提案)もあるという事です。

本書で学べる事はざっくり以下になります。

・ITコンサルタントへのキャリアパス

・ITコンサルティングの領域(役割)やノウハウ

・ITコンサルタントに必要なスキル

ITコンサルタントのキャリアパス

大きくわけて、以下3パターンあるようです。

①システムエンジニアからITコンサルタントへのキャリアパス

②ビジネスパーソンからITコンサルタントへのキャリアパス

③社内SEからITコンサルタントへのキャリアパス(この場合は社内ITコンサルタント)

それぞれの立場で、どのような点を心がければ良いかが解説されています。

・ITコンサルティングの領域(役割)やノウハウ

経営層の視点から情報戦略の策定やITシステム企画だけ行うとイメージされますが、実際は情報戦略の策定、ITシステム企画から、要件定義、システム設計、運用まで幅広く関わる事があるようです。

詳しい内容は本書を読めば学ぶことができます。

・ITコンサルタントに必要なスキル

以下のように非常に広範囲のスキルが必要とされます。

・調査力

・整理力

・理解力

・分析力

・企画力

・説明力

・計画力

・推進力

・技術力

・知識力

これらからわかるように、IT専門知識よりも業務現場の課題や問題を解決する為の力に重視されます。(もちろん、ITの専門知識も必要ですが)

非常に幅広いスキルが要求される為、ITコンサルタントを目指す方は、日々の情報収集や自己啓発だけでなく、日頃の業務を通じてITコンサルタントの視点で考えていく習慣が必要になるでしょう。

この本を読んで感じたこと

私は社内SEとしてIT企画に携わる事もあります。役割としてはITコンサルタントが行っている事もこなしていますが、まだまだだと感じています。

本書で書かれている内容を足がかりに、ITコンサルティングに必要なスキルを身につけていこうと思います。

私と同じような立場の方や、ITコンサルタントのような、ITで経営課題を解決していきたい方にオススメです。

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