「ITコンサルタントが書いた経営戦略入門」を読んだので早速まとめてみた

IT

こんにちは。ブックマイヤーです。

今回は「ITコンサルタントが書いた経営戦略入門」の要約と気づきを書いていきます。

経営戦略とは書いていますが、内容はIT企画に関する事でした。ページ数は少なく、体系的に書かれているのでサクッと読めます。

経営戦略とIT戦略

全社戦略・・・各事業に経営資源(ヒト、モノ、カネ)を投入し、利益を得られるか検討、立案します。

事業戦略・・・経営資源を活用して、どのように事業活動を行うかを検討し立案します。

機能別戦略・・・全社戦略、事業戦略を実施するために財務、販売、生産、購買など機能ごとに作られる戦略します。

これら全社戦略・事業戦略・機能別戦略を(広義の意味で)経営戦略と呼びます。

IT戦略は、経営戦略をインプットに検討・立案します。

IT企画の種類

IT戦略に基づくIT企画

IT戦略のアウトプットは個別案件です。そして個別案件のプランフェーズがIT企画です。

単独のIT企画

社内からの業務のシステム化要望など、個別のIT化要求に対するIT企画です。

IT戦略立案方法論

プロジェクト準備

プロジェクト体制やスケジュール作成、キックオフミーティングを行います。

課題分析

経営トップに対してインタビューを行い、内容をまとめる。インタビューの事前準備として仮説を立てておく、そして実際のインタビュー時に検証を行う。

集まった課題に対してグルーピングなどを行い、原因を明確にします。

新業務プロセス策定とシステム導入計画策定

課題や原因から解決策を検討し、新業務プロセスを検討します。ちなみに業務プロセスの設計はいろんな手法があるため、別の書籍で勉強するのがオススメです。

大事なポイントとしては、システム導入後はしっかりと定量評価する事です。実際に導入してみてどのくらい効果があったかを具体的な数値で計測します。これは計画段階で評価内容と評価方法を決めておきます。

IT企画方法論

IT戦略立案方法論とは入口が「業務改善要求から始まる」だけで本質は変わりません。

IT企画のステップ

要求分析→環境分析→原因の分析→解決策の立案

要求分析

要求してきた部門(経営陣含む)の、要求内容や背景を理解、要求の対象範囲をすべて列挙します。

その際、ビジネス要求、ステークホルダー要求、ソリューション要求をわけ、明確にします。

以下の内容は省略します。

環境分析、原因の分析、解決方針の立案

IT戦略立案・企画に必要なIT以外のスキル

幅広い知識とスキルが要求されます。これらのスキルはすぐに身につくものではないので日頃から勉強しておくのが良いです。

必要なIT以外のスキル

経営知識と業務知識

論理的なコミュニケーションスキル

論理的思考スキル

文章作成スキル

問題解決に必要な思考法

本を読んでの気づき

私は社内SEですが、今の時代はこういったスキルも必要だと思います。なぜなら経営陣から降りてくるシステム要求の実現にむけて動くのは情シス部門だからです。

経営知識や業務知識、ITスキルを駆使し、経営戦略やIT戦略のために情シス部門は積極的に提案すべきです。今後も本を読み学習した事をこのブログや実務でアウトプットしていきます。

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