「AIとBIはいかに人間を変えるのか」を読んで思った事

経営・経済

こんにちは。ブックマイヤーです。

今回は「AIとBIはいかに人間を変えるのか」について読んで思った事を書いていきます。

AI(人工知能)の解説とBI(ベーシックインカムの事です。私は途中までビジネスインテリジェンスの事だと思って読んでました。)の解説をしたあと、AIとBIを組み合わせるとどのような世界が実現できるか?を解説しています。主にBIをベースに書かれている本です。著者自身もBIの実現を望んでいるそうです。

AI(人工知能)について

AIとは?から始まり、AIの歴史とAIと人間の関係について解説されています。将来、人間の仕事の大部分がAIに置きかわると予想しているようです。ただし、AIにより、新たな仕事が産まれるかもしれません。自動車が発明された時は自動車整備士やバス運転手、ガソリンスタンド給油係が産まれ、コンピューターが発明さるた時はプログラマーなどのIT関連が誕生しています。

BI(ベーシックインカム)について

まず、BI(ベーシックインカム)とはなにかというと、すべての国民に一定額を無期限に給付する制度です。

ベーシックインカムとは?(Wikipediaより)

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ベーシックインカム

この章ではBIとは?から始まり、BI導入のメリットや導入に向けての障壁について、また実際の導入実験について解説しています。

BIのメリットについて大々的に解説されています。そして、BI導入による懸念事項についても言及しています。例えば働く意欲がなくなるという懸念事項では実際の導入実験での結果からの考察や、財源についての提案が書かれています。

【私が感じた事】

この章では著者の熱のこもった解説で、BI導入したいという想いを感じとる事ができます。それゆえに、偏った論述になっている所が散見されました。ですので、意見に流されないよう、注意を持って読み進めた方がよいです。

AIとBIを組み合わせるとどのような世界になるのか

この章で初めてAIとBIがどう関連しているのかが理解できます。一見、両者はあまり関連していないので、「なんでAIとBIを解説してるか?」と疑問を持ちながら読み進めていましたが、ここでその疑問は解消しました。

結論を言うと、AIにより今よりも大きな格差となるのでBIを導入できる!

といった内容です。

最後に

私自身は、BIはビジネスインテリジェンスだと思ってたので、思わぬ出会いとなりました。ですが、ベーシックインカムについては、あまり詳しくありませんのでとても参考になりました。

【私がBIについて思ったこと】

BIについては反対ではありませんが、導入には慎重に進めてほしいと思います。実際、仮にBIが導入されるとなると、大きな財源が必要になります。その場合は大部分が富裕層または企業からの徴収となるでしょう。そうなると最悪、これらの人々や企業は日本を離れてしまう懸念があります。課題は財源だけではありませんが、これらの課題、リスクを1つ1つ認識し対応する必要が出てきます。導入には十分な議論・検討の上、慎重に進める必要があるでしょう。

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