社会人の為の本 ビジネスの基本を俯瞰できる 「MBA100の基本」書評

スキルアップ

今回は書籍「MBA100の基本(グロービス著)」の書評です。

本の概要

この本をひとことで言うと

MBAの基本を俯瞰できる本
MBAとはMaster of BusinessAdministrationです。経営学の大学院修士課程を修了すると授与される学位です。

なんだか難しそうと思われますが、「基本」と書いてある通り、ビジネスにおいて仕事においての基本についても書かれています。肩肘張らずに読める内容となっています。

本書はMBAのビジネススクール2年間で学ぶ基本部分を凝縮した内容が書かれており、とても読みやすい構成となっています。100の基本を、1つあたり2ページ〜4ページ程度で解説されており、全体を確認するには丁度良いボリュームです。逆に詳細を知りたい場合は別の書籍が必要になるでしょう。

以下の11のテーマに分かれている為、知りたいテーマだけ読むのも良いでしょう。

・論理思考

・問題解決

・経営戦略

・マーケティング

・リーダーシップ

・組織

・定量分析

・アカウンティング

・ファイナンス

・新事業創造

・交渉/説得/会議

内容は基本的なので、想定読者は新社会人や就職活動中の学生〜中堅社員やMBAを復習したい方になります。

著者情報

著者:グロービス

1992年の設立以来、「経営に関する『ヒト』『カネ』『チエ』の生態系を創り、社会の創造と変革を行う」ことをビジョンに掲げ、各事業を展開している。

グロービスには以下の事業がある。

グロービス(GLOBIS)
グロービスのコーポレートサイトのトップページ。グロービスは、経営に関する「ヒト:経営大学院の創設 企業内リーダーの育成」「カネ:ベンチャー企業への投資」「チエ:経営ノウハウの出版・発信」の生態系を創り、社会の創造と変革を行います。

※書籍より引用

MBA取得可能なスクールが出版しているようです。

気づきポイント

100の基本の中でも私に気づきのあった3つを紹介します。

004番 反対者には反対者の論理がある(論理思考)

会議や相手との交渉ごとで、自分の意見と対立する事や反対意見を言われる事があると思います。

そんな時は「相手の立場に立って考える」が交渉ごとやチームでやっていくのには重要な要素であります。

ポイントは「なぜ相手はそのような主張をしているのかを理解する事」です。たとえ自分だけが得をする結果になっても相手は納得いかないどころか、後々しこりを残す事になるでしょう。

私の仕事でもたくさんの関係者と顔を合わせる場面がいくつもあります。

2人ならともかく、数十人すべての人がwinとなる事はなかなかありませんが、個々の方や全体として良い方向になるよう、いろんな方の立場に立って考えていこうと思います。

025番 ベストプラクティスに解はない(経営戦略)

ベストプラクティスとは、結果を得るのに最も効率のよい手法やプロセス、活動などを指します。

解はないとは言っても、非常に有効な手段であり、場面によっては有効活用すべきでしょう。

ではどのようなデメリットがあるかというと、未来思考でないという点と強みを弱める可能性がある点です。

未来思考でないというのは、所詮過去の方法論なので新しい事に対してはなじみません。誰もやった事のないチャレンジには向きません。

強みを弱める可能性があるというのは、今まで独自のやり方が実は自社や自分の強みだったケースです。これをベストプラクティスに置き換えた場合、当然強みはなくなってしまうでしょう。

会社の戦略に関わる重要なテーマについては、ベストプラクティスを適用するのは慎重になった方がよい。

逆にノウハウがなかったり、さほど重要でない事についてはベストプラクティスを活用すべきだという事に気づきがありました。

他社などが試行錯誤した結果、導き出した方法である為、これをやっておけば問題ないだろうという思考はちょっと危険だと言う事です。

ITではよく出てくるキーワード「ベストプラクティス」ですが、これを読んだ時には面をくらいました。

046番 100をいって1が伝わる(リーダーシップ)

仕事において「メールで伝えたのに知らない」「言ったのに伝わってない」というトラブルはよくある話かと思います。

人間は一度言われただけでは、すぐ忘れてしまう生き物です。

重要事項は、何度も何度も伝える必要があります。

相手に理解されないと意味がありません。また、基本的にコミュニケーションは伝える側に責任があるとよく言われています。

私も気をつけてはいます。過去に情報伝達で失敗した経験もあり、今後も意識していきたい想いもあり気づきポイントにあげました。

私が実践しているのは、本当に伝えておきたい内容について、メール(文書)だけでなく電話や対面でも伝えています。これは相手にとっても時間を使ってもらう事になりますので、重要度や緊急度によって伝え方を工夫が必要です。

例えば、緊急でないが重要な事については、メールしておき相手に余裕があるタイミングで口頭で伝える等の工夫をしています。相手に理解してもらう事が目的なので内容により伝達手段やタイミングは重要になります。

所感

ぶっちゃけた話、そこまでタメになる事は書かれていませんでした。

しかし、今後自分自身が壁にぶつかった時にヒントを探すように読み返していくには丁度よいと思います。

いつでも取り出せるように、取り出しやすい位置にしまっておこうと思います。

興味がある方はよんでみてください。

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