書籍「なぜあなたの仕事は終わらないのか」には納期に間に合わせるヒントが書いてあった

仕事術

こんにちは。ブックマイヤーです。

今回は「なぜあなたの仕事は終わらないのか」を読んだ感想を書いていきます。

著者はマイクロソフトでWindows95の開発をした有名なプログラマーです。実践から裏打ちされた仕事の考え方、進め方が書かれています。特に、仕事を納期に終わらせる為の手法「ロケットスタート時間術」は斬新な内容となっています。

私が読んだ時は正直『この人やばい』と思いました。Windowsを作った天才ですから、やることもぶっ飛んでます(笑)

正直、この方と同じ事をやるのは相当ハードルが高いです。ただ、考え方や自分の仕事に当てはめる事ができれば自身の仕事に大いに役に立つのではないかと思います。

本書に書かれている内容は新しい取り組みをしていくようなプロジェクト型の仕事に向いています。ルーティンワーク型の仕事にはあまり向きません。が、参考にはなると思います。

ラストスパートではなく、ロケットスタート

私もそうですが、仕事の納期ギリギリで提出する傾向があります。納期直前でラストスパートをし、なんとか間に合わせるといった事をします。

このやり方には問題があります。それは、ギリギリで何か問題があった場合、対応する時間がないということです。

そう、納期に間に合わなくなるリスクが高いという事です。そんな中でやる仕事の品質もよくはないでしょう。

ロケットスタート仕事術とは

一言でいうと、10日間の仕事を最初の2日間でほぼ終わらせる仕事の仕方です。

「無理だろ!」と思う方は居るかもしれません。はっきり言いましょう。

無理です。(普通の人には)

おそらく普通の人がやったら身体壊します(笑)

最初の2日間は、朝4~22時までものすごく集中して仕事をします。電話もメールもすべて拒否します。この2日間で8割進めます。そして、残りの8日間はゆったり仕事をします。

ほぼ終わってますので、完成度を高める作業に割り当てます。

ちなみに本書ではこの最初の2日間の集中期間を「界王拳」とよんでいます。(漫画ドラゴンボールで悟空が使うあの技です。発動している最中は通常の2~20倍まで強さ(速度)がアップしますが、使い終わった後はその反動で疲労しています)

なぜここまで最初にこだわるかというと、「確実に納期に間に合わせる為」です。最初の2日で大体わかっていますので進捗が思わしくないとか、重大な問題があるとかが判明していますので先に手をうつことができます。

この内容からわかるように、まったく同じやり方では普通の人はやらないほうがいいでしょう。

ただし、この考え方は参考になると思います。締め切りギリギリではなく余裕をもって終わらせる(もしくは目処をつける)事で納期に間に合わないリスクを減らすことができます。

本書では、もうちょっと現実的なロケットスタート仕事術についても書かれています。

実践したい方はそちらを読んで実践するのが良いとおもいます。

本書を読んでほしい方

プロジェクト型の仕事や、自分のペースで仕事を進められる環境の方にはオススメな一冊となります。

内容的にもぶっ飛んでて面白いです。同じ業界のプログラマーやSEの方はわかると思います。

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