こんにちは。ブックマイヤー(@book_meyer)です。
今回は書籍「人生の勝算」について要約していきます。
この本の概説
この本の重要ポイントは
「人生のコンパス」を明確にする
著者は、SHOWROOMというサービスを立ち上げた方です。
そのSHOWROOMを立ち上げるまでの苦労話とそれを通じて学んでいった話を綴っています。
SHOWROOMとは、インターネット上でライブストリーミングを配信するサービスです。
ライブは視聴者参加型です。参加者はアバターを作り、演者とコミュニケーションをとるそうです。それは見るというよりは、そこに居るような感覚だといいます。
このようなサービスを作るあげた背景は、著者の少年時代のギターの弾き語り時代や、外資系投資銀行時代の経験が活かされているのが、本書を読むとわかるようになっています。
キーワードはコミュニティ
ビジネスにおけるキーワードは「コミュニティ」といいます。
ギターの弾き語り時代ではただ自分の弾きたい曲を弾いているだけではなかなかおひねりをもらえなかったそうです。
そうではなく、聴き手の興味のある曲を弾いたり時には1人の人の為に曲を覚えて披露したりなど、相手とのコミュニティを形成していくこと。
人とのつながりが重要だということを学んだそうです。
そしてコミュニティは深まる要素が5つあるといいます。そしてAKBにはその要素があるそうです。
①余白がある
余白とは不完全性です。なにか足りない要素があるとそれをみんなで埋めたくなるといいます。AKBのメンバーはそれがあり、みんなで応援したくなるという要素があります。そしてそれがコミュニティを深めます。
②クローズド空間で常連客ができる
AKBの常連客には、自主的に生誕委員会を企画し運営している人がいるそうです。そういう人たちがAKBを盛り上げてくれているといいます。
③仮想敵を作ること
AKBには総選挙といってファン投票するイベントがあります。そこでは投票一位の実績のある指原さんを倒すべく、ファン同士で結束がうまれるそうです。
④秘密やコンテクスト、共通言語を共有する
例えば、同じファンでSHOWROOMの配信時に結束して、みんなで同じアバターを使用して盛り上げるようなこともしているそうです。みんなで同じ事(共通の目的)をすることでコミュニティは深まるそうです。
⑤共通の目的、ベクトルを持つ
③で指原さんという共通の敵を倒すという共通の目的を持つことで、ファン同士で結束がうまれるそうです。
人との関わりや人生のコンパスを持つという事
人とうまく仕事を進めていく要素として、相手を好きになる事だといいます。好かれる事は相手次第ですが、好きになる事は自分でコントロールできるのです。
そして、人生のコンパスを持つという事は、自分の人生で何をしたいのか?を明確にする事です。要は「夢」を持つということです。
そのコンパスを元に人生を進んでいく、そしてそれが「人生の勝算」となります。
コミュニティ、人との関わり、人生のコンパスからSHOWROOMを生み出した
SHOWROOMのサービスは、著者の子供時代からの経験があったからこそ生まれたサービスだと感じます。
そして、もっとも重要なのは、「人生のコンパス」があったからこそだと思います。
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