緊張を味方につけて大事な場面で最高のパフォーマンスをあげよう 書籍「いい緊張は能力を2倍にする」

スキルアップ

こんにちは、ブックマイヤーです。

今回は書籍「いい緊張は能力を2倍にする」の書評です。

本の概説

この本をひとことで言うと

緊張を味方につけて大事な場面で最高のパフォーマンスをあげよう!

この本は、緊張に関する医学的な根拠から、プレゼン、試験、面接など緊張する場面でもパフォーマンスを高める技術が紹介されています。

 

普段、これらのシチュエーションで緊張してしまい力を発揮できないという方やもっと本番で実力を出したいという方には良い本となります。

 

緊張を味方につける事でパフォーマンスを引き出せる

プレゼンや面接、試合などで、極度な緊張状態になり本来の能力を発揮できずに失敗してしまう事があるかと思います。その原因は極度な緊張状態にあることだといいます。

 

また、緊張していない(リラックス)状態も能力が発揮できないといいます。就寝前のリラックスタイムの状態でこのような場面に臨んでもうまくいかないのは想像できるかと思います。

 

ここで1つおさえておくべき事は、緊張は誰でもします。重要なのは適度な緊張になるようコントロールをする事です。緊張は高すぎても低すぎても能力は発揮できません。高すぎず低すぎない適度な緊張が最高のパフォーマンスを発揮できる状態となります。

 

緊張の原因

・交感神経が優位

・セロトニンが低い

・ノルアドレナリンが高い

それぞれの詳しい解説は省きますが、これら3つの原因を取り除くことが過度な緊張を適度な緊張にコントロールする解決策となります。

 

副交感神経を優位にする

緊張の原因となる「交感神経が優位」な状態から「副交感神経が優位」な状態にすることで緊張をコントールします。それには、以下の方法があるそうです。

 

・深呼吸、ゆっくり話す、筋肉をほぐす、笑顔、良い睡眠をとる、飲食物や嗜好品を上手に使う、自律神経の乱れを整える

それぞれの詳しい解説は省きます。詳しい内容は本を読んでよく理解するのが良いと思います。

大事な場面でこれらの対策をとる事が重要です。そしてこれらを2、3つを組み合わせるだけでかなりの効果があるそうです。ただし、やりすぎには注意がいるそうです。なぜなら、やりすぎるとリラックス状態となるおそれがある為です。あくまで適度な緊張状態をコントロールする為の方法です。

 

セロトニンを活性化する

緊張状態の原因の2つ目「セロトニンが低い」の対策としてはセロトニンを活性化する事です。以下の活性化するためには以下の対策があるそうです。

 

・朝日を浴びる、リズム運動、朝食をとる、トリプトファンを摂取する

上記の最初の4つについては3か月続けないと効果が出ないそうです。3か月も待てないという方は、すぐに効果が出る以下の方法が有効だといいます。

 

・ガム、姿勢を正す

 

ノルアドレナリンをコントロールする

緊張状態の原因の3つ目「ノルアドレナリンが高い」の対策としてはノルアドレナリンをコントロールする事です。以下のコントロールするためには以下の対策があるそうです。

 

・徹底して準備する、正しくフィードバックする、イメージトレーニングをする、正しい情報を集める、ポジティブワードをつぶやく、その場を楽しむ、自分から手を挙げる、前頭前野を活性化させる、ルーティーンを作る、音楽を活用する、マインドフルネス

 

メンタルの切り替えをする

もう一つ、緊張には以下の4つの条件があるそうです。

人から見られている状態、自分をよく見せたいという気持ち、白黒がはっきりした結果が出る場面、人生を左右するような重要イベント

そしてこれらを取り除く事で緊張をやわらげる事ができるといいます。

 

そして、それには以下の方法があるそうです。

・「相手のため」を意識する、感謝する、目的にフォーカスをする、ハグする/手を握る、緊張した時の対処法を事前に決めておく、完璧を目指すのではなく最善を目指す、すべてやりきった後は神頼み

 

所感

緊張を味方につけて大事な場面で最高のパフォーマンスをあげよう!

その為には、副交感神経、セロトニン、ノルアドレナリンをコントロールする事に加え、メンタルを切り替える事がポイント!

 

私自身は、ノルアドレナリンをコントロールする方法と、メンタルを切り替えをする方法がとても良いと思いました。次の緊張するイベントで実践していきます。

 

興味のある方は読んでみてください。

 

また、質疑応答、1対1の対人場面、面接、極度のあがり症、転勤/人事異動、テンションが上がらないなどのシチュエーション別対処法も紹介されていますので、これからこのようなイベントがある方はこの部分だけでも読んでみる価値はあると思います。

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