今回は書籍「京大読書術」の書評です。
本の概要
この本をひとことで言うと
「インプット→考察→アウトプットで読書力アップ」
2019年8月時点でKindleUnlimitedで読み放題の対象の本です。
多読ではなく、狭く・深くを追求する読書術です。これは京大気質ならではの読み方らしいです。
京大出身者の著者による、いろんな読み方を解説しています。
以下の内容について解説しています。
・読解力・論理力を高める読書術
・速読術
・発想を養う方法
・思考力をつける読書術
・応用力をつける読書術
・本を選ぶ基準
・おすすめの本の紹介(付録)
既にいろんな読書術の本を読んでいる方でしたら、知っている内容、既に実践している内容が多くあると思います。
著者情報
粂原 圭太郎(くめはら けいたろう)
2010年、京都大学経済学部経済経営学科入学。京都大学大学院法学研究科卒業。
そのほか、オンライン学習塾や本の執筆、テレビにも出演し、精力的に活動されているようです。
気づきポイント
この本を読んで気づきを得た3つのポイントを紹介します。
表紙を見て中身を思い出せるようにする
本を読み、頭に入ったかどうかは表紙を見て中身を思い出せるかどうかだといいます。
本を記憶していく方法は他の本でも解説していますが、実際に頭に入ったか簡単にチェックする方法は知りませんでした。この方法なら気軽にできるので活用していこうと思います。
多読は考えなくなる恐れがある
一か月に30冊、50冊、100冊と、多読をする方は、とても多くの本を読んでおり、自分の頭で考える暇がなくなってしまう恐れがあるといいます。
心がけてはいますが、私もそれなりにたくさんの本を読んでいるので、本を読んでも鵜呑みにしない。自分の頭で考える。を忘れない読書をしていきます。
初めての分野は優しい本から入っていく
知らない分野については、1冊目は入門書から。そして2冊目は王道系の本を、3冊目はまた違ったベーシックな本を、そして4冊目、5冊目は有識者による発展系の本。この順番で読めば効率よく知識を吸収できるといいます。
今までは最初は入門書を読むくらいしかしていませんでした。
やはり、限られた時間で読書をしているので学習効率は重要です。
この方法が有効か、実践して試してみようと思います。
所感
以前、「東大読書」という本を読みましたが、それと比べてこの本に書いてある内容は格段に実践しやすいと感じます。東大読書が、読書家向けの本だとしたら、京大読書は、読書術をあまり知らない人向けだと思います。この手の本は似たような内容になりがちですが、この本もそれにあたると思います。
ですが、オリジナルな内容もあるので読む価値はあるかと思います。
最後に、この本を20字インプット学習法のフレームワークを使ってみましたので公開します。
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